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エミイの宝箱
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《 ブーゲンビリア 》
久しくハワイに行っていない今、懐かしい人々・美しい風景・清しい風・芳しい花々.....などが、まるで前世のファンタジーであったかのように悩ましい。けれども、私にとってハワイで過ごした時間を、現実味を帯びて手に取るように実感させてくれるのは、不思議な事に「ハイウェイ」の回想なのである。
【QUEEN KA'AHUMANU HWY.】カメハメハ大王21番目の妻 “カアフマヌ妃” の名がつく、ハワイ島カイルアコナからワイメアを抜けてヒロまで続く19号線だ。ケアホレ空港を出てフアラライ山を拝み左折すると、コハラに向かって漆黒の溶岩大地をダイナミックに貫き!一直線に続く。遠方に紺碧の海を望むハイウェイの両側は、果てしなく岩石が続き火星かどこかの惑星のように本当に何もない。「荒涼殺伐」という光景に癒される!なんていうのは、ここハワイ島ウエストコーストだけではないか。ゴツゴツした地面の彼方に、ビーチに沿ってオアシスリゾートが点在しているのだが、大地と海との神々しい “ツートンカラー” に木々の緑色が輝くように映えている。サウスコハラ地区に入ると、右手にゆったりと優しく迎えてくれるのは、壮大なマウナケア!ぶぃ~んとアクセルを踏み込んで走り抜けるエンジンの音と、ぴゅうぴゅうと全開の窓から流れこむ土っぽい風の香りと、この素晴らしい眺望がいっしょくたになって、生々しく情景がよみがえるのである。そうして、さらに、ハイウェイの道端に約5キロ?間隔で植えられているのはブーゲンビリア!そのくっきりとしたコントラストは差し色となり、記憶を鮮やかに彩る。
さて、ここからが本題?\(^_^)/です。
ブーゲンビリアはブラジル産の外来種で、ハワイでも赤・白・ピンク・オレンジ・黄色・紫をはじめミックス色など、数多く改良されましたが、カラフルな色を「花」だと勘違いしていた生徒がおりまして。これは 蕾を守る“花苞”という葉で、ブーゲンビリアの花はちっちゃな白い部分です。いずれにしても華やかで可愛いね。ところが、ネイティブハワイアンは、ブーゲンビリアをレイにはあまり用いません。ハワイ・タヒティをはじめポリネジアの島々に暮らす人々にとって、咲き誇った美しい花々や新鮮な葉っぱで身を飾る事は、おのずと大自然と繋がる大切な風習でした。そのポリネジア人の稀有な価値観だと思いますが、彼らにとって、花は見た目の美しさよりも、「どれだけ良い匂いがするか」が重んじられてきたのです。ブーゲンビリアはあまり香りません。菊や桜のそこはかとない、微かなかほりを上品と愛でる日本人の感性とは異なり、甘く強い香りを放つ花が極上なワケです。
むろん、現在は “和物” の風流を理解しようとする日本文化愛好家も少なくありませんが。私達が奥深くフラを楽しむために、カロ (タロ芋) やラウハラの文化を学ぶのと同じように....。
【QUEEN KA'AHUMANU HWY.】カメハメハ大王21番目の妻 “カアフマヌ妃” の名がつく、ハワイ島カイルアコナからワイメアを抜けてヒロまで続く19号線だ。ケアホレ空港を出てフアラライ山を拝み左折すると、コハラに向かって漆黒の溶岩大地をダイナミックに貫き!一直線に続く。遠方に紺碧の海を望むハイウェイの両側は、果てしなく岩石が続き火星かどこかの惑星のように本当に何もない。「荒涼殺伐」という光景に癒される!なんていうのは、ここハワイ島ウエストコーストだけではないか。ゴツゴツした地面の彼方に、ビーチに沿ってオアシスリゾートが点在しているのだが、大地と海との神々しい “ツートンカラー” に木々の緑色が輝くように映えている。サウスコハラ地区に入ると、右手にゆったりと優しく迎えてくれるのは、壮大なマウナケア!ぶぃ~んとアクセルを踏み込んで走り抜けるエンジンの音と、ぴゅうぴゅうと全開の窓から流れこむ土っぽい風の香りと、この素晴らしい眺望がいっしょくたになって、生々しく情景がよみがえるのである。そうして、さらに、ハイウェイの道端に約5キロ?間隔で植えられているのはブーゲンビリア!そのくっきりとしたコントラストは差し色となり、記憶を鮮やかに彩る。
さて、ここからが本題?\(^_^)/です。
ブーゲンビリアはブラジル産の外来種で、ハワイでも赤・白・ピンク・オレンジ・黄色・紫をはじめミックス色など、数多く改良されましたが、カラフルな色を「花」だと勘違いしていた生徒がおりまして。これは 蕾を守る“花苞”という葉で、ブーゲンビリアの花はちっちゃな白い部分です。いずれにしても華やかで可愛いね。ところが、ネイティブハワイアンは、ブーゲンビリアをレイにはあまり用いません。ハワイ・タヒティをはじめポリネジアの島々に暮らす人々にとって、咲き誇った美しい花々や新鮮な葉っぱで身を飾る事は、おのずと大自然と繋がる大切な風習でした。そのポリネジア人の稀有な価値観だと思いますが、彼らにとって、花は見た目の美しさよりも、「どれだけ良い匂いがするか」が重んじられてきたのです。ブーゲンビリアはあまり香りません。菊や桜のそこはかとない、微かなかほりを上品と愛でる日本人の感性とは異なり、甘く強い香りを放つ花が極上なワケです。
むろん、現在は “和物” の風流を理解しようとする日本文化愛好家も少なくありませんが。私達が奥深くフラを楽しむために、カロ (タロ芋) やラウハラの文化を学ぶのと同じように....。
emiikatoo
(カトーエミイ舞踊塾フラアーツ) 2021年11月 4日 09:52