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エミイの宝箱

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カウアイ島 ポリハレ

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撮影:2017年6月

赤茶けたサトウキビ畑の残余が広がり、人影は全くなし。白昼のひなびたカウアイ島最西端。「もう戻れないのではないか!?」と思わせるほどエキサイティングな悪路を、四駆でボコボコ跳ねながら30分!必死で楽しくハンドルを握る。頭を車の天井にぶつける同乗者なんて、そう見られるモンじゃない!
ここがPOLIHALE。

果てしなく続く白いビーチにキラキラと輝きながらうねる波は、ダイナミックだ。息をのむ美しさだが、見とれている暇がないほど強風の中、砂嵐をヒューヒュー浴びる!脱いだビーサンは10分も経たないうちに砂に埋もれた。
後方の断崖絶壁は、臥せた王族の魂('UHANE)が来世へと飛び立つ神聖な場所だ。近くには古代のチーフポリハレ王が、王女を略奪しようとした横暴な神クー(KŪ)に立ち向かうため、"命と水"の神カーネ(KĀNE)に救いを求めて祀ったポリハレヘイアウ(HEIAU)がある。
枯れた断崖の麓、真水が砂上に沁み出す摩訶不思議な洞窟スポットでは、なぜか優しい気持ちが満ち溢れてきて... 小さな生命を尊ぶ慈しみと愛を改めて感じさせてくれた。なかなか辿り着くまでが困難な場所だが、そのままであって欲しいと願う... 私が大好きなハワイの仙境の一つなのだ。


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撮影:2017年6月

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