新宿･四ツ谷のフラスタジオ「カトーエミイ舞踊塾フラアーツ」│クムフラ ナラニ・カナカオレからフラカヒコを継承する日本唯一のハーラウ

あけましておめでとうございます。
みなさん、今年も一緒に世の流れにスイスイ乗って淀む事なく！元気にまいりましょう！

さて【MAKAHIKIとは】
ハワイアン信仰における四大神の一つLONO(ロノ)は豊穣・繁栄・平和の神で、恵みの雨、雨を降らせる雲、雲を運ぶ風、虹、雷など天空を司っています。日本神話と同様、神々と人間との関わり&交わりは、ハワイでも伝説としてたくさん語り継がれていますが、LONOが恋に落ちたのはハワイ島ワイピオ渓谷に住む絶世の美女KAIKILANI (カイキラニ)姫。コナの地に愛の巣を構え幸せな結婚生活を送ります。しかし、あまりにも美しい妻のメレ(歌声)に、コナの首長と不貞を働いた！と早とちりをしたLONOは妻を殺してしまいます。

死んだ後に無実を知ったLONOは、嘆き哀しみ “自責の旅” に出るのです。
時節はMAKALI'I (昴・プレアデス星団) が東の空に輝きはじめる10月末、ハワイが雨季に入る頃....。
旅立つLONOが人間達に約束したのは　『豊作と子孫繁栄』でした。
「じゃまたな！雨季が終わる頃には戻るよ A HUI HOU！」

と、自らを悔やむヤツアタリ的に？無頼漢を次々と殴り倒しながらKAHIKI(カヒキ)へと翔んだのです。ハワイ語源には【T】の文字がないので、もうわかりますよね？TAHITI (タヒチ)です。

というわけで、約11月～2月の期間は収穫と平和に感謝をし、戦争も休止。
古代ハワイアンは❰神聖な休息❱とし、漁業などの捕獲も禁じました。戦いの神 KŪ~(クー)を祀る社HEIAU(ヘイアウ)は閉ざし、祈祷所 KUAHU(クアフ)に収穫された作物等を供えて、LONO神へフラやチャントを捧げたのです。
無頼漢？を殴り倒しながら旅立ったLONO にちなんで、現代ハワイではこの時期に数々のスポーツイベントが行われます。(みなさんお馴染みホノルルマラソン・サーフィン世界大会・ソニーオープンゴルフ...)

新年 New Year もこのシーズンに入る祝い事なので HAU'OLI(幸せ・喜ばしい)MAKAHIKI(マカヒキシーズン)HOU(新しい・再度)!!!
と、挨拶あいなりました。
ハーラウで行う新年のお祈りはLONO神に捧げています。お祓い時、白い長い布を棒に巻く (私は竹と樹皮カパを用いています) のは、まるで傷口をふさぐ包帯のようですが、忌むべきものを覆い被せる意味があります。LONOMAKUA(ロノマクア)と呼ばれています。